フロリマールとモルガナ

たまにはシャルルマーニュ伝説とかの話を。一応、西洋騎士道文学を紹介するホームページ作っておきながら、最近は漫画とラノベの話しかしてないからまずい、という。

さて、フロリマールである。地味に「第二のマルス」とか呼ばれるほどに強い。オルランドの親友キャラですな。

で、『恋するオルランド』を呼んでたら、彼の名前が「Brandimarte」って表記されてた。相当悩んだけど、当時手元にあったブルフィンチ版に従って、「フロリマール」で日本語あてた。向こうの発音というのは、本当に意味不明なもので、「hを発音するな」とかあるから、きっと「フロリマール」が正しいのだろう、と。ところがですね、最近買ったんですよ、『狂えるオルランド』の和訳版。1万円ほどしたけど、誕生日だもんね! もう、所蔵してる図書館にいけないんだもの、仕方ないよね! 

さて、読んでみたら「ブランディマルテ」と表記してた。…そ、そういえば。あぁ、なんか思い出してきた。わりと発音がズレるキャラがいたけど、コイツの場合はズレとかそういうもんじゃない、って思ったけど、いかんせん3年くらい前なんで忘れてた。

っか、ブルフィンチはどうやって「Brandimarte」をフロリマールって音を当てたんだ…。まったく分からん。とにかく、訳した文をちょい改変することにします。ついでに、『狂えるオルランド』の日本語版を買ったことで、これまで怪しかった日本語表記を軒並み訂正できる感じ。

さて、作業の方ですが、ちょうどモルガナとオルランドの対決が終わるとこまで訳しました。モルナガ、ってのはアーサー王のお姉さん、モルガン・ル・フェイですね。なんか知らんけど、オルランドたちの時代まで生きていたのだという。やはり、モルガンは大好きなキャラなので、わりと訳してて楽しかったです。