円卓生徒会11感想

『獅子の騎士』を少しづつ編訳し始めました。
文体は阿刀田高あたりを意識しているが、うまい文章ってのはなかなか書けませんね。

さてさて、ついに円卓生徒会も終わりが見えてきました。
前巻でトリスタン戦死という情報が入った時はデマだと思ったのですが、そうでもなかったっぽい。
仲間がガンガン死んでく様子を見てると、どうやらマジな感じ。
もうランスロットは裏切るわ、ベイリンとベイランが登場したと思ったら即死したりとか、ラモラックは格好良く散ったりとかもう怒涛のような急展開。
とりあえず、ガウェイン対ランスロットで、ガウェインに見せ場があったので。終わりが近づいてからのガウェインの忠臣っぷりは見てて愛しくて悲しい。

…ていうか、前々からガウェインは強くなるために体に負担を掛けまくっている、と言ってたけど、ランスロットにやられなくても寿命とかヤバイみたいでした。
もう、普段からドーピングのし過ぎで魔法がほとんど利かない体質になっていました…。ドーピングってと、アンフェアな気もするけれど、場合が場合。むしろ、悲壮感すら漂ってきますよ。
3巻くらい、『緑の騎士』のときに限界まで体に負担を掛けまくって、それでもランスロットには及ばないというシーンは本当に悲しかったけど、ついにランスロットに勝ったんだ…。
ま、友人と戦うことになったその時点で本人は全く喜んでいなかったと思うのだけれども、きっと妹達が、とくにアグラヴェインあたりがいたら大喜びしてただろう。そうでも思わなきゃ悲しすぎるからね。