マーリンの生涯和訳出ちゃった!

あはははははは、『マーリンの生涯』の和訳が、 瀬谷先生の和訳で出版されたよ!

マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩

マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩


瀬谷先生は『ブリタニア列王史』とか『アレクサンドロス大王の歌』とかマイナーなの出版してくださるお方で、さり気に私淑してる。
いつかは『マーリンの生涯』も和訳してくださると思ってたが、私が和訳をアップロードしたのが3月後半。いや、出るとしてももう数年先だと思ってたのさ。
いっそ、自分で瀬谷先生のを買った上、和訳ぶんを参照して文章を推敲しようとか考えたが、下手にやると本を丸写しで著作権に触れそうだ。かといって、明らかな間違いを放置するのも怖。たぶん、そのうち、こっそりと直すかまとめて残部削除だな。
日本のアーサー王文学の進展に嬉しい反面、サイト閉鎖の危機でもあるから素直に喜べないぜっ。

瀬谷先生は、どう考えても売れなさそうな書物ばっか和訳してくださるから本当に好きだ。
あと、できれば瀬谷先生には『ユオン・ド・ボルドー』とか『ウィリアム・マーシャル伝』を翻訳して欲しい。あと、ガウェインがローマで成長したり海賊と戦う『ガウェインの成長』とか、ガウェインの離婚話を収録した『剣の騎士』とかも是非訳して欲しい。個人的に凄く読みたいから。

あと、サイトの方ですがもうしばらく休んでからやっぱりテニスンの『The Coming of Arthur』でも訳そうかとも考えてます。主人公がアーサー王でなくて、グィネヴィアの父親・レオデグラン王なあたり凄まじくタイトルと内容があってない気がするんだけどもね。