封神演義が全巻そろった

サイトの方ですがテニスンの『ガレスとリネット』、7章目まで公開しつつ、交流のあるアーサー王サイトとのリンクも追加しときました。
本当は、今日はやらないつもりでしたが、最近はネットができなかったこともあって、更新を怠けてたので頑張った。

リンクしたい中華系サイトがいっぱいあるのですが、一応「馬虎書房」はアーサー王サイトなので自粛。
今回の見所は、6〜7章。アーサー王の名君としての活躍が描かれてます。
マロリーとか読んでても、アーサー達の政治描写が全くないのですが、キャライメージを壊さず、しっかり書けてていいシーンだと思うよ。

ようやく本題ですが、ついに「封神演義」が全巻そろったよ!
ちなみに、漫画じゃないほうのね。現在、日本国内で流通してる「封神演義」で一番原典に近いものっていうと、コーエーから出ているのになる。
で、文庫版はもともと全巻もってたのだけど、より原典に近いノベルズ版を前から欲しかったのよね。
ありがとうブックオフ、これからも利用するよ!

で、改めて読んで見るが、私個人の見解として原典より批判も多いが、「安能版・封神演義」の方が面白いと思う。
とくに安能務版オリジナルの哪吒とショタ少年・黄天祥の友情とかなごむし。で、天祥を殺された哪吒がマジギレして、すでに死体となってる敵将に攻撃し続けるシーンとかは原典にはない。
他にも、封神される前に聞仲が紂王に挨拶に来る、とか紂王が死ぬ間際に聞仲の教えを思い出すとか、そういった情緒的なシーンを書き足した安能先生の筆には驚かされるばかりです。
ぶっちゃけ、原典は妲己をはじめ、女性キャラの妖艶さを書かせれば安能先生の足元にも及ばないねッ!